談合に加担する建築士 ― それは“慣習”ではなく、完全に違法です
- K K
- 2025年12月28日
- 読了時間: 3分
談合に加担する建築士 ― それは“慣習”ではなく、完全に違法です

はじめに
マンション大規模修繕の世界では、「談合的な空気」「出来レース」「最初から業者が決まっている」そんな声を聞くことがあります。
そして残念ながら、そのプロセスの中に “建築士が関与してしまうケース” があるのも事実です。
ここでハッキリ申し上げます。
これは“業界の慣習”ではありません。“よくあること”でもありません。明確に違法の領域です。
◆ 建築士が談合に関与するとは、具体的に何が起きているのか
談合に関与するケースでは、こうしたことが発生します。
最初から「この業者に決まる」前提で設計がされる
形式だけの相見積もり
特定業者だけが有利になる仕様・条件
いわゆる“出来レース”の選定
見積価格を事前に調整する
これは単なる “不誠実” や “倫理の問題” ではありません。「公正な競争を妨害する行為」=法律が禁止している行為です。

◆ これは違法です。刑罰の対象になり得ます。
談合は、法律の世界では明確に“犯罪の領域”として扱われます。
▶ 独占禁止法(入札談合)
談合は「公正な競争を阻害する行為」 として違法。
違反すると…
企業に巨額の課徴金
社名公表
社会的信用の喪失
組織的責任追及
行政指導レベルではありません。正式な処分対象です。
▶ 刑法:入札妨害罪
内容次第では刑事事件として扱われ、懲役刑が科される可能性もあります。
つまり ―👉 場合によっては 警察・検察の対象になるレベル の話です。
▶ 建築士として致命的なリスク
さらに建築士にとっては
指名停止
行政処分
業務停止
最悪の場合、登録取消
「仕事が続けられない」どころか、職業生命そのものに直結します。
◆ では誰が犠牲になるのか?
談合で得をする人は決まっています。
✔ 利を得る施工会社✔ その構造に乗る建築士✔ その周辺にいる紹介・仲介ビジネス
では、犠牲になるのは誰でしょう?
❌ 管理組合❌ 住民❌ 修繕積立金❌ 建物の未来
談合とは、住民の積立金を“不利な条件のまま”使わせる行為 です。
これは「多少高いだけ」の問題ではありません。資産価値、将来の負担、建物寿命にまで影響する重大問題 です。
◆ 管理組合が取るべき具体的な防衛策
「気を付けてください」では不十分です。やるべきことは明確です。
① 利害関係のない設計者を選ぶ
施工会社から謝礼・マージンを受け取らない
紹介ビジネスに属していない
完全中立である
👉「中立性を“言葉”ではなく“証拠”で示せるか?」ここが重要です。
② 契約前に必ず質問する
建築士にこう聞いてください。
「施工会社から報酬を受け取ることはありますか?」「特定業者ばかりが選ばれていませんか?」「選定プロセスは第三者検証できますか?」
ここで曖昧な回答なら ―👉 それは危険信号です。
③ 任せきりにしない
「専門家に任せれば安心」これは最も危険な考え方です。
判断するのは 管理組合と住民側 です。
◆ 最後に ― これは“感情論”ではなく「法律の話」です
談合は、“グレー”でも “慣習”でも “裏話”でもありません。
明確に法律違反です。刑罰があります。資格・人生・信頼が一瞬で崩れる世界です。
管理組合が守るべきものは、
✔ 業界の関係ではなく✔ 見かけの安さでもなく
👉 住民の資産価値・修繕積立金・建物の未来 です。
少しでも不安を感じたら、必ず第三者の目で確認してください。
ジャルダは、施工会社や管理会社と利害関係を持たない、完全中立の立場で管理組合と住民の味方としてサポートします。




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