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大規模修繕で『三つの方式の「決定的な違い」』| JARDAジャルダ

  • 執筆者の写真: K K
    K K
  • 5 日前
  • 読了時間: 3分

設計監理方式・設計管理方式・無料設計この違いを、構造で説明します


大規模修繕で『三つの方式の「決定的な違い」』| JARDAジャルダ

ジャルダが考える三つの方式の「決定的な違い」を説明します。

難しい専門論ではなく、お金と責任の構造に注目してください。


まず一つ目が、①設計監理方式です。


これは、設計者が管理会社・施工会社から

完全に独立している方式です。


設計費は、設計費として明確に支払われ、

工事費とは切り離されています。


この方式では、設計者は工事費を安く見せる必要も、

特定の会社に仕事を回す必要もありません。


その結果、工事内容を安易に削って

積立金を守る、ということもしません。


設計者は、建物に必要な工事を

必要な分だけ設計します。


次に、②設計管理方式です。


一見すると、

設計監理方式と発音が同じですが漢字が違います。


しかし決定的に違うのは、

設計者が管理会社や施工会社と

金銭的に結びついている点です。


設計費が安く見えるケースが多く、

「設計費が安い=全体も安い」

と判断されがちです。


しかしその差額は、どこかで必ず回収されます。

多くの場合、工事費の中で調整されます。


工事費を安く見せるために内容を調整する。

あるいは特定業者と談合的な構造になる。


この時点で、設計者は管理組合側だけを向いた存在ではなくなります。


ここで、よくある間違いが起きます。

比較の際、設計費だけを見て「こちらの方が安い」と判断してしまうことです。


しかし本来、比較すべきなのは

設計費ではなく、工事費を含めた総額の構造です。


設計費が安い方式ほど、工事費が下がるとは限りません。

むしろ逆に、工事費の中で見えない調整が行われるケースが多い。


大規模修繕で『三つの方式の「決定的な違い」』| JARDAジャルダ

そして三つ目が、③施工会社紹介方式、いわゆる「無料設計」です。


設計費が無料と聞くと、魅力的に見えるかもしれません。

しかし、無料で設計ができる理由は一つです。


設計費は、工事費の中で必ず回収されています。


つまり、無料なのは設計費だけで、

管理組合が支払っていないわけではありません。


さらに深刻なのは、この方式では設計と監理に責任がありません。

設計者は、工事品質や積立金に責任を持たない立場です。

工事品質が下がっても、積立金が想定より減っても、誰も責任を取りません。


図で示されている「品質リスク」とは、まさにこの構造のことです。


ここで、二つの図が示している共通のポイントを整理します。

設計費が安いかどうか。無料かどうか。

それ自体は、重要ではありません。


重要なのは、その差額を誰が、どこで、どうやって回収しているのか。


そして、その構造の中で誰が管理組合側に立ち、誰が責任を持っているのか。

私たちジャルダが①設計監理方式にこだわる理由は、とても単純です。


設計者が管理組合、オーナー側に完全に立つためです。


工事費を操作しない。品質を犠牲にしない。積立金を見えない形で削らない。


そのためには、設計と工事を明確に分ける必要があります。


最後までご視聴いただき、ありがとうございました。

私たちジャルダは、結論を押し付ける立場ではありません。

管理組合・オーナー側に立ち、

判断の前提を整理し、

選択肢の構造を明らかにします。


正解が一つではないからこそ、

判断には、設計が必要なのです。

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日本改修設計建築士連合会(JARDA)は、設計費の安さではなく「判断の正しさ」を支えるために存在します。

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