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大規模修繕で【あの時、聞いていなかった」が生まれる瞬間】

  • 執筆者の写真: K K
    K K
  • 1月5日
  • 読了時間: 2分

大規模修繕で【あの時、聞いていなかった」が生まれる瞬間】


大規模修繕で【あの時、聞いていなかった」が生まれる瞬間】

工事が始まってから、

あるいは、少し進んでから、

理事会が耳にする言葉があります。


「あの話、聞いていませんでした」

「そんな説明、ありましたか?」


その言葉は、

突然出てきたように聞こえます。


しかし多くの場合、

その瞬間は、もっと前から始まっています。


第1章、「聞いていなかった」は、本当に聞いていないのか。


この言葉が出るとき、

理事会は戸惑います。


説明したはずだ。

資料にも書いてあった。

議事録にも残っている。


それでも、

「聞いていなかった」と言われる。


ここで大切なのは、

これは嘘や言い逃れではない

という点です。


多くの場合、

聞いてはいたが、理解できていなかった。

あるいは、

自分に関係する話だと思っていなかった。


それが、後になって表に出てきます。


第2章、なぜ、その時は問題にならなかったのか。


説明会の場では、

大きな反対もなく、

質問も少なかった。


理事会としては、

「理解された」と感じます。


しかし、

人は不安を感じたとき、

その場で質問するとは限りません。


周りが静かだった

今さら聞きづらかった

自分だけが分かっていない気がした


こうした空気の中で、

人は「分かったふり」をします。


そして、

実際に生活に影響が出た瞬間、

初めてその違和感が

言葉になります。


それが、

「あの時、聞いていなかった」

という形で現れるのです。


第3章、問題は、説明の量ではない。


この言葉が出ると、

理事会は考えます。


「もっと説明すべきだったのか」

「資料が足りなかったのか」


しかし問題は、

説明の量ではありません。


「いつ」「誰に」「どこが影響するか」

そこが十分に伝わっていなかった。


すべてを説明しても、

自分事にならなければ、

人の記憶には残りません。


まとめ


「あの時、聞いていなかった」

という言葉が出たとき、

それは理事会の失敗とは限りません。


多くの場合、

それは

人が不安を後回しにした結果です。


大規模修繕では、

すべてが一度に理解されることはありません。


だからこそ、

繰り返し、

静かに、

伝え続けることが大切なのです。

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