理事会が一番騙される瞬間。それは設計費が安いから安心と思ったとき
- K K
- 2025年12月28日
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理事会が一番騙される瞬間。それは設計費が安いから安心と思ったとき
大規模修繕で理事会が後悔するケースには、共通点があります。

多くの場合、失敗は工事契約の場面ではなく、そのもっと前から始まっています。
きっかけは、たった一つの判断です。「設計費が安いから、ここでいいだろう。」この安心感が、最も危険です。
設計費が安い。
これは一見、住民思いに見えます。しかし、業界には業界の現実があります。設計費が安い、もしくは無料ということは、どこかで費用が補填されているということです。
そしてその補填先は、多くの場合、工事費です。つまり、設計費は安く見えても、工事費が見えない形で膨らみやすい構造が生まれます。
支払っているのは、修繕積立金。その負担を背負うのは、住民です。
さらに問題は、金額だけではありません。設計費が安いという安心感が理事会から主体性を奪います。
任せておけば大丈夫。
プロだから安心。
気づかないうちに、判断権が業界側に渡っていきます。
その結果工事費は高いのに品質は中途半端しかし住民は真実に気づきにくい。こうして後悔だけが残ります。
理事会が守るべきものは何か。それは、設計費の安さではありません。
修繕積立金。
建物の将来。
住民の資産価値。
この三つです。
だからこそ、設計費だけで判断してはいけません。
安いという事実の裏に、必ず理由があります。
理事会が一番騙される瞬間は、設計費が安いという言葉で安心してしまった時です。
安さより、中立性。安さより、透明性。
そして何より、住民の未来を守れるかどうか。そこが、本当の判断基準です。




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