大規模修繕で【理事会が「中立」でいられなくなるとき】
- K K
- 1月5日
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大規模修繕で【理事会が「中立」でいられなくなるとき】

理事会では、よくこう言われます。
私たちは中立です。特定の業者に肩入れはしていません。
その言葉自体は、間違っていません。
多くの理事は、本気でそう思っています。
しかし、中立でいようとする人ほど、
実は揺れやすいという現実があります。
なぜなら、中立であろうとする人は、
誰かを疑うことをできるだけ避けようとするからです。
疑うことは、失礼かもしれない。
疑うことは、場の空気を壊すかもしれない。
そう思う人ほど、無意識のうちに、「信じる理由」を探し始めます。
感謝されたとき。丁寧に説明されたとき。長い時間をかけて対応されたとき。
その一つひとつは、悪いことではありません。
むしろ、誠実な対応です。
問題は、それが積み重なったときです。
人は、「信頼できそうだ」という前提を持った瞬間から、
同じ説明を違う重さで聞く ようになります。
厳しい話は、「事情があるのだろう」と受け取り、
都合の良い話は、「やはり正しい」と感じる。
判断は、そこで少しだけ傾きます。
中立とは、立場の問題ではありません。
誰の話を聞いたか。どんな気持ちで聞いたか。
そこまで含めて、中立は揺らぎます。
だから中立とは、一度宣言して終わるものではなく、
毎回、自分の気持ちを点検し続ける行為なのだと思います。
迷いが出たとき、不安を感じたとき、それは中立を失った証拠ではありません。
むしろ、中立を守ろうとしている大切なサインなのです。
**修繕積立金は、理事会の資金ではありません。区分所有者全員から、一時的に預かっているお金です。だからこそ、使い方には、いつも一段深い注意が必要です。**




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