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大規模修繕で【善意の判断が、静かに歪む瞬間】

  • 執筆者の写真: K K
    K K
  • 1月5日
  • 読了時間: 2分

大規模修繕で【善意の判断が、静かに歪む瞬間】


大規模修繕で【善意の判断が、静かに歪む瞬間】

人は、悪意がなくても、判断を誤ることがあります。

それは、ルールを破ったからでも、誰かを騙そうとしたからでもありません。


むしろその逆です。真面目で、誠実で、良かれと思っているときほど、

判断は静かに歪みやすい。


大規模修繕の現場で、私は何度も、この光景を見てきました。


判断が歪む瞬間に、大きな事件は起きません。

声を荒げられることもない。

強く迫られることもない。


代わりに起きるのは、

丁寧な説明。

行き届いた配慮。

気持ちの良い対応です。


人は、居心地の良い場所にいると、

警戒心を下げます。


この人は信頼できそうだ。

ここまで考えてくれているなら。

そう思った瞬間、

判断の基準は、

ほんのわずか、動きます。


重要なのは、

本人がそれに気づかないことです。


自分では、

昨日と同じ基準で

判断しているつもり。


しかし実際には、

判断の軸が、数ミリだけ、ずれている。

数ミリ。ほんの数ミリです。


けれど、工事金額や工法の選択では、

その数ミリが、何千万円もの差になることもあります。


善意の判断が歪むのは、弱さではありません。


人が、環境の影響を受ける存在だからです。


だからこそ、判断を守るために必要なのは、

強い意志よりも、距離なのかもしれません。


**修繕積立金は、理事会の資金ではありません。区分所有者全員から、一時的に預かっているお金です。だからこそ、使い方には、いつも一段深い注意が必要です。**

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