一般社団法人 日本改修設計建築士連合会
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セカンドオピニオンという考え方(管理組合)
このページは、修繕を進めるかどうか迷っている
管理組合・理事会の方に向けた解説です。
管理組合におけるセカンドオピニオンとは、
修繕工事や将来計画について「別の結論を出すこと」ではなく、
判断に必要な材料や考え方を整理するための立場を指します。
判断を代行するものでも、
特定の方向に誘導するものでもありません。
管理組合が自ら判断するために、
一度立ち止まって状況を整理するための考え方です。

セカンドオピニオンは「反対意見」ではありません
セカンドオピニオンという言葉から、
「今の方針に反対する意見」
「管理会社や業者を否定する行為」
を想像されることがあります。
しかし、管理組合におけるセカンドオピニオンは、
反対や対立を目的とするものではありません。
・何が事実なのか
・どこまでが説明で、どこからが判断なのか
・何が前提条件として共有されているのか
こうした点を整理することで、
判断そのものをしやすくすることが目的です。
なぜ管理組合では判断が難しくなるのか
管理組合の判断が難しくなる背景には、
次のような事情があります。
・専門的な内容が多く、比較がしづらい
・説明する側(管理会社・業者)と、判断する側(理事会)が分かれている
・理事が交代し、過去の判断理由が引き継がれにくい
・最終的な説明責任は理事会や総会にある
この状態で「賛成か反対か」を求められると、
判断に迷うのは自然なことです。
セカンドオピニオンで整理されるもの
セカンドオピニオンでは、
結論よりも整理の順序を重視します。
具体的には、次のような点を整理します。
・何を決めるための話なのか(論点)
・事実として確認できている内容
・前提条件や制約条件
・まだ決まっていない事項
これにより、
「決められない理由」や
「議論が噛み合わない原因」が見えてきます。
判断の主導権は管理組合にあります
セカンドオピニオンは、
業者選定や意思決定を代行するものではありません。
また、
結論ありきで承認を支援することも目的としていません。
判断の主導権は、
常に管理組合にあります。
セカンドオピニオンは、
その判断を支えるための整理役にすぎません。
どんなときに役立つ考え方か
この考え方は、次のような場面で役立ちます。
・修繕をやるかどうか自体が決まっていない
・管理会社や業者の説明に違和感がある
・理事会で意見がまとまらない
・総会でどう説明すべきか整理したい
具体的な計画や図面がなくても、
考え方の整理から始めることができます。
セカンドオピニオンと「相談」の違い
一般的な相談が、
「どうすればいいかを教えてもらうこと」だとすれば、
セカンドオピニオンという考え方は、
「判断するために、何を整理すべきかを明確にすること」です。
答えを受け取るのではなく、
判断できる状態をつくることを目的としています。
関連ページのご案内
当法人では、
管理組合が判断に迷っている段階からの
セカンドオピニオンをお受けしています。
修繕を進める前に、
判断材料を整理したい場合は、
以下のページも参考にしてください。
管理組合のためのセカンドオピニオン
このページの位置づけ
このページは、
サービスの案内ではなく、
考え方を整理するための解説ページです。
読んだだけで完結しても問題ありませんし、
必要に応じて関連ページを参照していただく形でも構いません。
まずは状況整理からご相談ください
修繕を進めるかどうかを決める前に、
現状と論点を一度整理してみませんか。
※ 無理な営業や契約のご提案は行っておりません。
